2016年11月27日日曜日

セット位置について(1)

スキボに限らず、それなりにスキーを楽しむようになると気になり始める問題、それは「セット位置」です。

セット位置とはなんぞ?という方に説明すると、板に対するスキーブーツの位置の事です。スキー板とブーツにはそれぞれセンターマークとブーツセンターマークがあり、この二つの位置をどうするのか?がセット位置の本題です。

スキー板は、設計者やテストの結果からセンターマークを決定します。このセンターマークは全く同じ板でも少しでも位置を替えると性能が変わるため、最終的なセンターマークの位置は板のコンセプトなどから総合的に判断して決定されています。
なので、基本的にセンターマークにブーツセンターを合わせるように板とブーツを繋ぐ金具、ビンディングを取付ねばなりません。このビンディングの取り付け位置が「セット位置」になります。

このセット位置は、ある程度ユーザーが自由に変えることができます。センターマークより前に取り付けることを「セットフロント」、後ろに付けることを「セットバック」と言います。

セットフロントはより軽快な操作感を求める場合、もしくは板の前側が邪魔に感じる場合に選ばれます。よくフリースキーの方などが好みますね。

対してセットバックは逆で、板の後ろが邪魔に感じる場合に選ばれます。板の前側が重要なパウダースキーなどで好まれますね。

セット位置を調整するメリットは、より好みの滑りに板をあわせることが出来る事です。自分のスタイルや乗り方を解っている方ほどこの効果は大きく、ほんの少し変えるだけで楽に乗れるようになったり、ターンやトリックがしやすくなったりします。

で す が …(´・ω・`)

デメリットをきちんと把握していないと安易に出来ないのもこのセット位置の大きな問題です。その話は次回にしたいとおもいます

続く!